【半永久保存版】クリープとは分子の再配列
おはこんばんにちは
不定期更新 玄人が初心者に優しく解説する
あくまでわかりやすく詳細に解説します
ただし、初心者の方は前回の記事をしっかり読んでおいてください
こちらと
こちら
まずその前に順序ですが
・パーマ剤が内部に拡散すると分子と分子をつなぎとめてた水素、イオンそして疎水などの側鎖結合の切断が始まることにより、コルテックスがダイナミックに変形し始めます。その形態に応じてミクロフィブリルとマトリックス間の歪みが増します。還元剤が内部に拡散して、S-S結合が切断されてSHが増加する事で、マトリックスの粘性が極端に低下して内部にかかってる歪みが急速に緩和するのです。このコルテックスの変形と内部緩和にともなってフィブリルのイオン結合や水素結合などが切断され、結晶性の高いα-ヘリックス構造から不安定なβ-ランダム構造に分子の立体構造が転移します。結合がきられたために、螺旋がきままにのびていくのです。
続きまして
還元させたあと一度すすぎます濯ぐことによって余分な還元剤やアルカリが除去させると、膨潤してた髪が徐々に収れんし始めイオン結合と疎水結合の再配列とSH基とS-S結合の交換反応が始まり分子の再配列が進みます
そしてここからが【クリープ】 KIWAMIではポレートですね
玄人はすぐにいい画像がないか調べるんですよでね、クリープって入れたら案の定これが出てきた
所詮美容業界のクリープなんて調べても出てこないくらいの事なんですよね。
まぁ玄人が初心者に優しくわかりやすく解決する解説なので
中途半端な玄人は自分でなんとかしようとするですけど、深みの玄人はwikiをすぐ調べるこれです
還元された状態のケラチンのSH基は分子に歪みが出ると新たに還元剤として働くといわれていて、毛髪内の金属を利用して歪みの原因となるS-S結合を切断して歪みがない状態にして再結合します。再結合によって新たに生まれたSH基はさらに近くの歪みの原因になってるS-S結合を切断します。この反応はクリープ期に連鎖して、コルテックス内部の粘度を上げモチモチ感を向上させます。この反応で不安定なβランダム構造から安定なβシート構造に移ってβケラチンの分子同士が並行になって接近して揃い始めます。並行になる事で弾性を受け持つミクロフィブリルと粘性を受け持つマトリックスの位置がキレイに整い弾性のS-Sと粘性のSHのバランスも適度な状態になってきますこの熟成期に起こる位置関係の整列とS-S、SHのバランスでプルンとして質感を形成することができます。ここで粘性や弾性を増やす疎水性のPPTを添加するとリッジが向上しますが親水性のPPTを添加するとウエーブがダレやすくなりますから注意が必要ですね。わかりやすくいうと、パンやうどんのねかしと一緒ですコシや弾力増えるのです
真の玄人ムーブはこちら
で、最後に
クリープがおわってフィブリルの列が揃った時に2剤で固定します。酸化される事でSH基が減少して、代わりにS-S結合が増加してS S/SH交換反応はストップして、イオン結合、疎水結合などの弱いけつごうも近い位置に揃って繋がるためとても安定するのです。数万のミクロフィブリルがこの状態に安定する事でコルテックスの変形が完了して形を保ったままウェーブが形成されます
ふぅ、、、、
以上
銀座美容室 ROYS
0355375929